第0回 アラヤード・ピクニック

【日時】2016年9月3日(土)10:30-15:00
【場所】秋田県秋田市新屋地区

アラヤード・ピクニックとは

秋田市・新屋比内 市民農園の真ん中を走る100mほどの通路で、みなさんで食事をしながらお話をしましょう!という企画が立ち上がりました。名づけて「アラヤード・ピクニック計画」。
今回は、来たるべき「アラヤード・ピクニック第1回」にむけての第0回です。
ライヴ・コンサートとトーク・セッションが終わってから、ピクニック・ミーティングを開催します。
たとえば、お気に入りのお酒、ご自宅の庭からの花々、お野菜、そのお料理、お手製のお漬物、はたまた編物作品、刺繍作品など、お好きなもの、思い入れのあるものを持ち寄って新屋比内町市民農園の真ん中の道に、ぜひお集まりください。

ピクニックは、もともとはヨーロッパで貴族が狩猟遊びをするときに、戸外で食事をすることを楽しんだことから端を発していると言われています。
日本でも古来から「野掛け」という風習があり、山野を歩きまわり花見や紅葉狩りをしたり、野外でお茶をたてられたりしますが、ヨーロッパの方は、社交に、より重きがあったようです。
「ピクニック計画」という言葉を聞いて、ピンときた方もいらっしゃるかもしれません。
1989年にハンガリーで行われた「ヨーロッパ・ピクニック」には、1000人もの東ドイツ市民が参加し、一斉に隣国オーストリアへの国境を超えて亡命をし、これは後にベルリンの壁崩壊へと繋がった歴史的な事件でもありました。

今回の「ピクニック計画」は、そんな大それたものではありません。 でも、いろいろな土地から、いろいろな人が新屋という地に集い、 語らうことで、新屋から何かが起こる可能性があるという思いから企画しているものではあります。
ヨーロッパのカフェが、単にコーヒーを楽しむのではなく、そこに集う人々が、さまざまな会話をし、それぞれの精神の糧とするという場であったように、「アラヤード・ピクニック」もそのような場にしたいと考えています。
カフェには音楽もつきものですね。
そう「アラヤード・ピクニック」にも音楽があります。
HappyTocoによる演奏を織り交ぜながら、集まったみなさんが、 大いなる自然を感じ、食事を楽しみながら語らう場所。
それが「アラヤード・ピクニック」の思い描くものです。
新屋+yard+ピクニック計画。こうした理念の「アラヤード・ ピクニック」をご一緒に楽しみませんか
第ゼロ回へ、ぜひお出かけください!
地図には掲載していないお店などもたくさんあります。
お時間の許すかぎり、新屋をどうぞ散策ください。


タイムテーブル

10:00 旧勝平酒造オープン

10:30 ライヴ・ミニコンサート 旧勝平酒造にて

11:00 トーク・セッション 旧勝平酒造にて

12:30 新屋散歩 旧勝平酒造から新屋比内 市民農園まで

13:00 アラヤード・ピクニック・ミーティング 新屋比内 市民農園内 私道にて


ライヴ・ミニコンサート

演奏プログラム

「水の彩」                    榊原光裕 作曲
「伝説の海 」                 榊原光裕 作曲
「おいしい水」      アントニオ・カルロス・ジョビン作曲
石巻市立北上小学校 校歌」   榊原光裕 作曲

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ピアノ 榊原光裕
仙台市生まれ。仙台第一高校、東北大学工学部精密工学科卒業。バークリー音楽大学首席卒業。
定禅寺ストリートジャズフェスティバル』を1991年に立ち上げ、20年以上音楽監督をつとめた。さまざまな音楽にまつわる講座も定評がある。

ヴァイオリン 佐藤聡子
秋田市新屋生まれ。4歳よりヴァイオリンをはじめる。秋田高校、東北大学文学部哲学科美学・西洋美術史専攻卒業。
修士論文は、秋田・矢島町出身の総合芸術家・斎藤佳三について書いた。歴史的建造物でのコンサートやスクールコンサートに力を入れている。音楽家+建築家によるユニットでは、リトルプレス「musamusa」を刊行している。


トーク・セッション

「水と地球といきものと」

秋田市大森山動物園長 小松守 & 月刊『ソトコト』編集長 指出一正
聞き手 榊原光裕 & 佐藤聡子

秋田・新屋のエリアは、海、山、川のすべてに恵まれ、湧き水でも知られる地です。
かつては、造り酒屋、味噌・醤油醸造店、しょっつるなど発酵食品の製造店が軒を並べ、また田んぼや湧き水は小さな生き物たちと戯れる場でもありました。
卒論では「ラムサール条約」をテーマにされ、現在は雑誌『ソトコト』の編集長の指出一正さんをお招きし、常日頃から、多様な生物とそのすべての"いのち"についてのご講演も多い秋田市大森山動物園の小松守園長とお話いただくことになりました。

 

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小松守
秋田市生まれ。秋田高等学校、帯広畜産大学獣医学科卒業。
1975年に秋田市大森山動物園へ配属され、1998年からは動物園長。現在に至る。
獣医の大学を出てすぐ、なぜか動物園という柵に入り40年以上抜け出せないでいる。
動物医療や動物生態の関心ごとは、年と共に人へとシフトしているのを最近特に感じる。なぜなのかは分からないが、園長になってから人を観察しているのかもしれない。
柵の中、特殊な環境で暮らすせいなのかもしれない。世界各地の動物園めぐりが好きだが、土地の動物園で動物を見ている人を「観る」のが好きだ。

 

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指出一正
群馬県生まれ。上智大学法学部国際関係法学科卒業。
雑誌『Outdoor』編集部、『Rod and Reel』編集長を経て、現在『ソトコト』編集長。
国連持続可能な消費と生産10年計画枠組み(10YFP)「持続可能なライフスタイル及び教育(SLE)」プログラム作業部会委員。
ロ ハス発祥の地と言われる、アメリカ・コロラド州ボールダーや、アフリカ、アイスランド、中国の現地取材を担当。民俗学や手仕事の分野にも興味があり、両方 の要素から東北に惹かれ、出かけることが多い。昔の日本人に通じるひとつの村の暮らしぶりが見える地域も好きで、充電のため、アマゾン、パプアニューギニ ア、モンゴルなども旅する。


参加費

ライヴ・ミニコンサート+トークセッション+麹ドリンク「杜のしずく」/ 2000円

アラヤード・ピクニック・ミーティング / お飲み物やお料理の持ち寄り

 

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麹 ドリンク「杜のしずく」は、Happy Tocoピアニストの榊原光裕が、「Happy Toco発酵室」で制作しているものです。 甘酒を伝統的な手法でつくり、さらにすこし口あたりよいよう仕上げてあります。 ラベルには仙台の四季の祭りをデザインしています。 冬の「どんと祭」、春の「仙台青葉まつり」、夏の「仙台七夕まつり」、秋の「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」をHappy Toco手芸部の佐野さとりさんがイラストにしてくれました。 甘酒は、古来より、夏の飲み物として親しまれ、俳句の世界でも「甘酒」は夏の季語になっています。 まだまだ暑さは続きそうです。発酵の力をどうぞ味わいください。


アクセス

【鉄道】 
JR秋田駅より
羽越本線  酒田・鶴岡方面 (上り) にて、新屋駅下車
乗車時間:約8分

【バス】
秋田駅西口7番線より  
新屋線 または 新屋西線にて、西部サービスセンター下車
乗車時間:約30分

※アラヤード・ピクニックの地図はこちらからどうぞ
アラヤードMAP


お申し込み・お問い合わせ

Happy Toco Office

080ー3336ー8722
happytoco@@@happytoco.jp

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主催 アラヤード・ピクニック実行委員会